2003年8月よりC.A.PというアートNPOの一講座として始まったガムランクラスから生まれたジャワガムラン教室「ふいご日和楽団」。2008年4月から神戸市長田区で活動後、2011年04月からCAPのStudio Q2(ポートライナー/ポートターミナル駅下車)に拠点を移しました。 代表:岩本象一 練習:主に日曜午後、たまに平日19~21時に月2~3回。そのうち月2回は大阪のジャワ芸能ユニット(HANA★JOSS)を迎えたレッスンです。メンバー随時募集中。 問合せ:ふいご日和楽団KOBEjavaGamelanClass@gmail.com 近年、HANA★JOSSと共同で「ソカタルナ」という楽団名でも神戸の日本庭園・相楽園の「にわのあかり」というイベントで影絵芝居ワヤンのガムラン伴奏に参加。そのほか各種イベントに出演。ガムラン体験講座なども開催。
▼演目:「デウォ・ルチ」 ~生命の水を求めて~<あらすじ>「デウォ・ルチ」は、古代叙事詩「マハーバーラタ」の物語の中心となる、コラワ一族によるパンダワ一族殺害の謀略に由来する。コラワには百人の王子が、パンダワには五人の王子がおり、互いにいとこ同士であるが、コラワ百王子の長男ドゥルユドノは、知力・腕力に才あふれるパンダワ五兄弟を妬み、憎しみを抱いている。この対立が、やがて全世界を巻き込んだ果てしない大戦争「バラタユダ」に発展することとなる。マハーバーラタには、この世のすべてはバラタユダに通じるものとして、苦行を続けつつ生を歩んでいる人々の姿がある。「デウォ・ルチ」は、いずれ来るバラタユダに備え、コラワ一族がパンダワ五兄弟の次男・剛勇のビモを今のうちに抹殺しようという企みから始まる。コラワの長男ドゥルユドノは、その師ドゥルノと謀り、ビモに、全人類が永久に生き長らえる『生命の水』を探してくるように、との偽の難題を与える。ドゥルノはコラワとパンダワを等しく大切に思い、幼い頃より教育して来た両者の師匠であるが、今はコラワ側に仕える身である。両者の殺し合いなど望むはずもないが、いずれ来るバラタユダでは、コラワ側について闘わねばならない。彼はどのような思いで、このビモ殺害計画の一端を担うことになったのだろうか。 ともかく、ビモはドゥルノの命を忠実に受けて出発する。深い森、荒れ狂う大波の中で、鬼や大蛇と死闘を繰り広げた末、ビモは海底でついに力尽きようとする。そのとき、薄れる意識の中、ビモは不思議な小さな神様、デウォ・ルチに出会う。それはビモ自身の内なる神であった。そこで、生の完全性を意味する『生命の水』などあるはずもないこと、"ひと何処よりきて何をなし何処へゆこうとするか"、そして"おのれ自身を知れ"という生の真実の姿を知るに至る。悟りを開いたビモは満たされ、「もはや煩わしい世界には戻りたくない」と嘆く。一方、地上では、ドゥルノがかつての愛弟子・ビモを策略に陥れてしまった事を悔い、海に身を投げようとしていた。それを知ったビモは地上へと舞い戻り、ドゥルノを救う。そしてまた、果てしない戦いの中へと身を投じてゆくのだった…。
無事終了しました、。ご来場くださった皆様、関係スタッフの皆様、誠にありがとうございました。
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▼演目:「デウォ・ルチ」
~生命の水を求めて~<あらすじ>「デウォ・ルチ」は、古代叙事詩「マハーバーラタ」の物語の中心となる、コラワ一族によるパンダワ一族殺害の謀略に由来する。コラワには百人の王子が、パンダワには五人の王子がおり、互いにいとこ同士であるが、コラワ百王子の長男ドゥルユドノは、知力・腕力に才あふれるパンダワ五兄弟を妬み、憎しみを抱いている。この対立が、やがて全世界を巻き込んだ果てしない大戦争「バラタユダ」に発展することとなる。マハーバーラタには、この世のすべてはバラタユダに通じるものとして、苦行を続けつつ生を歩んでいる人々の姿がある。
「デウォ・ルチ」は、いずれ来るバラタユダに備え、コラワ一族がパンダワ五兄弟の次男・剛勇のビモを今のうちに抹殺しようという企みから始まる。コラワの長男ドゥルユドノは、その師ドゥルノと謀り、ビモに、全人類が永久に生き長らえる『生命の水』を探してくるように、との偽の難題を与える。ドゥルノはコラワとパンダワを等しく大切に思い、幼い頃より教育して来た両者の師匠であるが、今はコラワ側に仕える身である。両者の殺し合いなど望むはずもないが、いずれ来るバラタユダでは、コラワ側について闘わねばならない。彼はどのような思いで、このビモ殺害計画の一端を担うことになったのだろうか。
ともかく、ビモはドゥルノの命を忠実に受けて出発する。深い森、荒れ狂う大波の中で、鬼や大蛇と死闘を繰り広げた末、ビモは海底でついに力尽きようとする。そのとき、薄れる意識の中、ビモは不思議な小さな神様、デウォ・ルチに出会う。それはビモ自身の内なる神であった。そこで、生の完全性を意味する『生命の水』などあるはずもないこと、"ひと何処よりきて何をなし何処へゆこうとするか"、そして"おのれ自身を知れ"という生の真実の姿を知るに至る。悟りを開いたビモは満たされ、「もはや煩わしい世界には戻りたくない」と嘆く。一方、地上では、ドゥルノがかつての愛弟子・ビモを策略に陥れてしまった事を悔い、海に身を投げようとしていた。それを知ったビモは地上へと舞い戻り、ドゥルノを救う。そしてまた、果てしない戦いの中へと身を投じてゆくのだった…。
無事終了しました、。ご来場くださった皆様、関係スタッフの皆様、誠にありがとうございました。
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