にわのあかり2012 ~光と闇をあいたのしむ~
8月25日(土)、26日(日) 両日とも18:30より雨天決行
(相楽園会館内)
ジャワ影絵芝居(ワヤン)
今年は2名のジャワ人ダラン(影絵人形遣い手)による2夜連続ワヤン公演。
両日とも始まりには即興パフォーマンス、
ワヤン中盤のゴロゴロ(道化のでてくるシーン)には影絵アニメーションのコラボレーションがあります。
そしてジャワ舞踊と木の人形で上演する「ゴレアン」(第一夜のみ)が登場する豪華プログラムです。
第1夜演目(8月25日)
BIMA BOTHOK ビモ・ボトッ ~おいしそうなビモ~
人喰い鬼がやってくる村で、明日喰われると村人が泣いていると、
どこからか道化たちがやってきます。
そこへ英雄ビモがあらわれ、村人を助けてくれることに。
鬼退治のために道化たちはおいしいものを準備し、
ビモのからだにインドネシアの郷土料理「ボトッ」を塗ります。
おいしい「ささげもの」となったビモは、いざ鬼のところへ。
ワヤン好きに愛されてやまない”豪快勇者ビモ”を主人公とするお話のひとつです。
第2夜演目(8月26日)
GATHUTKACA KRAMA ガトゥコチョ・クロモ ~ガトゥコチョの結婚~
ビモの息子ガトゥコチョとその花嫁プルギオの結婚を巡るお話です。
二人は結婚を目前に控え祝賀準備の真っただ中。
そこへ花嫁を狙う者達から様々な邪魔が入ります。
そしてとうとう花嫁が奪われることに。
ガトゥコチョは生きる気力を失うが、仲間たちに諭され花嫁を取り戻しに行くことを決心します。
ガトゥコチョとプルギオの運命やいかに!?
「ガトゥコチョの結婚」は結婚式の際によく上演されるお話です。
賑やかなジャワの結婚式の雰囲気を感じて頂けたらと思います。
[ダラン(影絵人形遣い手)] 第1夜
ローフィット・イブラヒム
幼少の頃よりガムランとワヤンに魅かれ、演奏を始める。インドネシア芸術大学伝統音楽学科を2004年に卒業し、パクアラマン王宮の楽団に入る。ダランとして、また演奏家として日本各地さまざまな公演、ワークショップ、音楽指導を行なう。
[ダラン(影絵人形遣い手)]
第2夜
アナント・ウィチャクソノ
ダランとして幼少の頃から数多くの舞台に立つ。動物が主人公のインドネシア民話を題材にしたワヤン・カンチルなど、伝統的な手法にとらわれないオリジナルのワヤン作品を創作している。2010年、ワヤン・カンチルの若手ダランとしての活動が文化保存に貢献したとして、ジョグジャカルタのスルタンより表彰される。2011年に続いて2回目の来日。
[ワヤン楽団] ソカ・タルナ
ワヤンユニットの
HANA☆JOSSと神戸のジャワガムラングループ、
ふいご日和楽団を中心に「にわのあかり」でのワヤン上演のために結成した楽団であり、
ソカは植物、タルナは若いエネルギッシュな、という意味で相楽園をイメージして名付けている。昨年に引き続きシンデン(女性歌手)の
西田有里が加わる。